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”マネーボール” マイケル・ルイス  データは解釈だ!
”投資家も野球人も、信念と偏見に引きづられているんです。・・・株式市場では多くの投資家が、おれは他人より賢い、市場そのものにはどうせ知恵がない、ただの惰性で動いているようなもんだ、と考えています。球界でも多くの関係者が、おれは他人より賢い、グランド上の試合はおれが思い描くとおりの仕組みで進行している、と信じています。ところが、株式市場では、個人の認識や思い込みよりも、日々のデータのほうが尊い。野球だって同じです。”

(ただし)データは主役ではない。主役は”解釈”だ。

たとえば、得点力を評価する場合、チームの平均打率に注目するのがこれまでの常識だった。ところが、冷静に比較分析してみると、チームの総得点と平均打率は関係が薄い。むしろ、出塁率や長打率のほうが、総得点とはるかに密接につながっている。また、多くの監督を有名にしたサインプレーーバント、盗塁、ヒットエンドランなどーは、たいてい、的外れな自滅行為だとわかった。


守備力の評価は、エラー数を比較し、エラーが少ない選手ほど優秀、となるのが普通だ。・・・極端な話、もしエラーを記録されたくなければ、動作を少し緩慢にしてボールに追いつかなければいい。・・・・三塁線に鮮やかな打球が飛び、それを三塁手が横っ飛びにつかんで一塁送球アウトにした場合、三塁手に拍手を贈る。だが、打球が飛ぶ前に、三塁手がもし打球の方向をうまく予測して守備位置をずらしていたら、2歩だけ動いて、あたり前にバックハンドでつかめただろう。そして誰も拍手しない・・・。
 


足の速さ、守備のうまさ、身体能力の高さは、とかく過大評価されがちだ。しかし、野球選手として大事な要素の中には、非常に注目すべきものとそうでないものがある。
 ストライクゾーンをコントロールできる能力こそが、実は、将来成功する可能性と最もつながりが深い。そして、ストライクゾーンを操る術を身につけているかどうか、一番わかりやすい指標が四球の数なのだ。・・・他にも、打撃能力を評価する際に、圧倒的に重要なデータは、出塁率と、一打席あたりの投球数(数多く投手に投げさせるバッターが良い)。


ホームラン以外のフェア打球は、ヒットになろうとなるまいと、投手の能力とは無関係で、じつはただの運なのではないか・・
 投手は、ホームランを防ぐことは出来る。四球を防ぐことも出来る。三振に取って、打球がグランドに飛ばないようにすることも出来る。しかし、逆に言うと、それしかできない。

=====
こうした”事実”をもとに、メジャーリーグの球団アスレチックスは、ヤンキースの年棒トータルの3分の1で、成績はほぼ同等となる。これは、GMのビリー・ジーンの”合理的”で過去をひきづる既存勢力にとっては”革新的”な考え方のため。

この”マネーボール”出版後、アメリカのありとあらゆる業界やスポーツ団体から、アスレチックスから学びたいと、問い合わせがあった。

唯一、学ぶことなど何もないと、最も強く確信をもっていたのは、(そして問い合わせがなかったのは)ひとりメジャーリーグの球団だけだった。

実際、アスレチックスがこれだけ驚異的な成功を収めたのに、メジャーリーグのビジネスのやり方にはほとんど影響を与えなかった。

”メジャーリーグは閉鎖的な組織である。新しい知識を呼び込む土壌がない。関係者は全員、選手か元選手。ヨソ者の進入を防ぐため、一般企業とは違う構造になっている。自分たちのやり方を客観的に評価しようとしない。良い要素を取り入れ、悪い要素を捨てるという仕組みが存在しないのです”


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メジャーリーグって、オープンで、見せるための工夫をしており、日本に比べてずっと進んでいる・・・・そう漠然と感じていたので、これらのコメントには正直驚きました。

ということは・・・・日本の球界は・・・・・




それにしても、この”マネーボール”、ほんと面白いです。

多少でも野球に興味ある方には大推薦です
(そういう皆さんは、既にだいぶ前に読んでいるかもしれませんね・・・私が、こんな面白い本に気付いたのが遅すぎた・・(笑))
マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)
(2006/03/02)
マイケル・ルイス

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