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未来を予測する技術  :がんばれ、地球シミュレーター! サウジなんかに負けてたまるか
「スーパーコンピュータTop500、首位は変わらず ドイツ勢躍進」

依然として米国が優勢だが、トップ10に新たにドイツ勢のシステムが2台ランクインした。
2009年06月24日07時00分更新(itmediaより) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/24/news011.html
世界最速のスーパーコンピュータを決めるTop500ランキングの最新版が6月23日、発表された。1位は引き続きIBMのRoadrunnerだったが、トップ10に新たにドイツ勢がランク入りするなどの変動が見られた。このほか14位にはサウジアラビア王立科学技術大学で使われているIBM BlueGene/Pシステムがランクインし、前回10位に入っていた中国のDawning 5000Aは15位だった。日本の地球シミュレータは22位に入っている。
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少しでも早いことが、どこまで価値があるものか、本質的な意味は正直わかりません。

ただ、2002年に地球シミュレーターの完成を、NYタイムズが“脅威”として報じたことが重要性を表しているのでしょう。
最近の日本の新聞紙上でも、スーパーコンピュータの開発で大手製造業が、コストに見合わぬものとして撤退したことを憂える論説が書かれていましたが、それを政府はどのようにとらえるのか・・・・

『未来を予測する技術 』
未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46)未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46)
(2007/08/16)
佐藤 哲也

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地球シミュレーターシステム400億円

横65メートルX たて50メートルX 高さ 17メートル

理論最大演算能力 40.96テラフロップス ←???
外部記憶装置 2.5ぺタバイト (1ペタ=1000テラ)

この装置が完成した2002年4月20日 日本の新聞ではなく NYタイムズが一面で大きくこれを伝えた

「日本に『コンピュートニクス』出現」 

(57年ソ連!が人類最初の人工衛星『スプートニク』の地球周回に成功させたことに言葉をかけているこの『コンピュートニクス』が上記の「地球シミュレータシステム」。旧ソ連に宇宙開発の先陣を切られた苦い思い出を振り返り、情報科学分野でも同じ轍を踏むのかと危惧した新聞が、このように表現した。

それでは これがどのように脅威なのか(日本にとっては凄いことなのか)
 一言で言うなら 「シミュレーションのレベルは飛躍的に上げ、今まで部分的シミュレーションしかできなかったのが、全体的シミュレーションができるようになった」こと。
 この差が如何に大きいか。

漢方医学は人間の身体を一つのつながった有機体として扱っている。また指圧における「つぼ」という概念も、一見、身体を要素として取り扱っているようにも見えるが、そうではなく、ある場所の「つぼ」が他の場所の器官と密接につながっていると言う認識に立っている。
 言い換えると、身体は全体が有機的につながっていて切り離して考えてはいけないということを教えてくれる。
 
 デカルト(西洋)の生み出した要素還元の考え方は、システムを構成している要素の中からその重要なものを一つ一つ取り出すことである。取り出すためにはその要素がシステムのほかの部分と区別できることが前提である。区別できると言うことは、他の部分とそれほど強く結びついていないと言うことになる。
 またこの要素還元は、時間という概念を考慮しない、あるいは無視しているということである。
 現代科学において、生物学が、物理学や化学に比べて進展が緩やかなのは要素還元的なアプローチではなかなか解決できないことが多いからである。
 生物の世界は、多様なプロセスが複雑に絡み合って変化している。

では 具体的に全体を包括してシミュレーションできることで何が予測できるのか。

熱波が来ることを5日前に予測できた。

とは言え まだまだ挑戦すべきことは多い

新たな挑戦 ? 環境との競合関係の導入。何十年という時間スケールで変化する気候をとらえるには、木や森の変化と気候の関係、森の炭酸ガスの呼吸、炭素循環、水蒸気の吸収と蒸発、土壌と水の関係、プランクトンと海水の関係等々を考慮しなければならない。
 これらのプロセスが当然、大気・海洋力学とのエネルギー交換・物質交換・化学組成変化とも複雑に絡み合っている。
 これらを取り入れない現在のシミュレーションで、温暖化を正しく定量的に評価することはできない・・・・・

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 株式市場・株価を予測するとき、マジョリティは トレンドを追う(私のこと)
 
 賢明なる投資家は、現状把握を極力正確に行い(その為の多量な有用な情報収集に対しての時間は大いに割く)、そしてその不確実性の高い時点に賭ける。

 その「現状把握を極力正確に行い」という部分は、世界市場がつながり、かつ株式のみならず、債券、商品、不動産、・・・・多くの資産がつながっているわけで、それを包括的にその時点の重要性のウェートを考慮しながら 一番難しい「今」の判断をする困難さは計り知れなくなっています。

 それが 部分 ではなく 全体を シミュレーションするマシーン!とノウハウを注入することで「未来を自分達で選び取る」ことができるようになる。

 但し筆者は「経済や社会問題の予測には、個人情報が不可欠であり、決定的な影響力をもつ。財産情報などの物理情報も役割は大きいが、より本質的な不確定情報は人間の性格情報である。その特性である洞察力、分析力、判断力、行動力が、家族や集団の心理状態や体調などとも強い非線形的な相関関係をもつのが常である。性格次第で、判断は右にも左にもなり、大きくぶれることになる 」

とはいえ 精度は高まり、それを個人が活用できるなら・・・・・


それにしても、やはりこれからは アジアの時代である と確信できる内容です。

 なにせ 包括的・全体的シミュレーションは、部分的・要素還元的シミュレーションに比して、遥かに精度の高い未来予測ができるのです。
 
 その全体的に見ることが習慣化されていた東洋人・日本人「漢方」然り、「そろばん」も然り 
(そろばんを日本人は、自らの手の一部と考え、目と手と脳とを連動させて動かしている。そこにそろばんが西欧でのタイガー計算機よりも、見事な計算処理能力を発揮したゆえん)←私はできません・・・習字かそろばん・・で習字を選んでしまった  

 専門家・分断化されたものから 正しい解を得られる確率は、全体から見て得られる解より低い。

 但し 最近までは その全体を見るだけの能力・手段を人類はもっていなかった。
 
それを持ち得た今、「世界はまさに、未来を選び取る岐路に立っている。

 地下核実験の代替としてシュミレーションをしているような場合ではない。

それこそ全力をかたむけて、現実にもっとも即した未来の地球をシミュレートし、社会や文化の流れていく先をあらゆる角度から検証し、軌道修正しなければいけない。

 これだけグローバル化した世界においては、たとえ一国の方針検討も、世界を土台に考えなければならない。そして、既にシミュレーションには、それができるだけのパワーが備わりつつあるのだ」

「未来を科学的に予測できると言うことは、環境変動や自然災害や事故などから人命を護り、財産を保全するということに通じる。また、未来を科学的に設計できるということは、社会のあり方を自ら選び取ることができることに通じている」

「未来の選択肢は無限である。しかも、未来をシミュレートする場合の時点は「現在」だ。ふつう頭の中だけで考えていると、過去や因縁に縛られる。「駄目かもしれない」「できないかもしれない」 往々にしてそんなネガティブな考えが浮かんでは消える。しかし、シミュレーションにおいては、現在の自分の状況を条件付けとして、環境という要素を考え合わせるだけで「どんなふうにも変っていける」という立場に立つ。

未来を予測する技術は 未来を作っていく技術である




 『未来を予測する技術 』 時間軸について 

 「人は無意識に、物事の変化を自分の生活の時間スケールで計る。普通、数秒から『10年』ぐらいが人間の許容時間スケールである。

 『10年』以上の長い時間スケールで影響が現れるような事柄は、考えても仕方のないものとして意識の中から消してしまう。

 逆の見方をすると、定常的とみなせる自らに都合の良い勝手な時間スケールを想定して、要素を全体から分離しているのである」


『10年』というと・・・・87年 ブラックマンデー97年 アジア危機→LTCM2007年 サブプライム→CDO→SIVlight

10年サイクル・・・・今後も続くかも   

ということは 今後10年はだいじょうぶ?

ところで 77年は ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パンクの出現 (○E○ Pistols←こんな書き方すると・・・なんかもっと猥褻な感じですね / Clash/The Jamのデビューの年 )

 2年前の ロッキンオンで パンク30周年記念企画

英国は荒れ果てていたんですよね (落ちるところまで落ちた英国: でも人間の記憶などいいかげんなもので、既に『英国病』なんて遠い過去の歴史  

 今の日本は『日本病』? あるいは 『英国病』まで悪化しないと、大衆は変化に対する拒否反応を続ける? 

 現状維持がいい 病   

既得権保有者 がマジョリティ・・・・ これは別項にて書きたい内容ですね)

God Save the QueenをBBCは放送禁止、各地のギグも主催者が拒否、 レコード会社も契約したにもかかわらず、2社が結局契約破棄、最後にバージンレコード(←レコード!)が契約・販売にこぎつけた 

F○○K (fcukではありません 当たり前ですが・・) をラジオインタビュー番組で言ったことが大問題に! そんな時代もあったのですね。 言葉は大切。 現在は その言葉に対する自由度がありすぎるのでしょうか  GNRのテレビで放映されたライブも曲中なのに F○○K のところでは ”ブー”と警報音が入ってました

Mr Bean ことローワン・アトキンソン ライブでは わざと4文字言葉を多様してブザーを挟み、それを笑いのネタにしてました



『未来を予測する技術 』日本の復権 輝ける未来へ (←ウルトラマンティガ ちっくなタイトル? ティガは好きでしたね ) 

スーパーコンピューターなど既に不要な時代になったのだと思ってました1000台、2000台、1万台、10万台と並列にPCをつなげればスーパーコンピューター同様の性能を発揮できるならば数百億円を投入しスーパーコンピューターを作る意味などなしではないかと、浅はかな私は思ってました。

 コンピューターの機械的性能は、プロセッサの演算速度とプロセッサ間のデータ転送速度の合計で決まる現在世界最大の規模である米国リバモア研究所のブルージンライトと呼ばれるIBM製のコンピュータは、理論性能380テラフロップス(フロップスは一秒当りの演算数)であり、約10万個のプロセッサで構成されている。

 ところで、データ転送技術は、プロセッサ技術に比べて非常に遅れている。10万個というようなオーダーのプロセッサからなるコンピュータは、各時間ステップで各々の分担計算を迅速に終えても、10万個のプロセッサ間のデータ交換に莫大な時間がかかり、次のステップに進むことができない。
 コンピュータのシミュレーションに対する能力は、プロセッサの演算能力ではなく、データ交換機能できまることになるのだ。

日本で、地球シミュレータ開発の予算が承認されたのは、97年京都議定書が採択されたこと公の明確な理由付け(世界への見栄)があり、その理由が合理的であった日本の幸せ

その地球シミュレータだから可能となる、「丸ごと」シミュレーションには無限の可能性がある。

「部分」と「丸ごと」では質的に異なる。大は小を兼ねるが、小は大を兼ねることはできない。 

部分シミュレーションは、システムの部分修正・改良には役立つが、それで新しい製品を作り出すことはできない。

部分はシステム全体と無関係に活動しているわけではない。これらのことは、部分シミュレーションが、本来のシュミレーションの意味する、システム全体の再現とはほど遠く、架空のシュミレーションでしかないことを意味する。地球シミュレータの出現は、人間の生活スタイルを大きく変える可能性をもつ。人はシュミレーションによって、未来を読むことができる、未来を設計することができるようになる。未来を見る 望遠鏡の発明である。日本だけがその望遠鏡をもつあとは活用すること、実践あるのみ

PS自動車業界における衝突シミュレーションは、2003年まで、海外企業の作ったブラックボックスの多いソフトで行われていたが、その評価は、「使えない」   実用的でない従って、シミュレーション導入後も 何十台もの実車実験が繰り返されてきたそこに地球シミュレータを活用したところ、「 使える 」ことがわかり、当初乗り気でなかった自動車業界が再び シミュレーションに対する強い興味を持つようになってきた・・・そうです。

世界最強自動車国 日本はこれでさらに他社の追随を許さない地位を確保できるかもしれませんね

金融も・・・・その恩恵を受けることで、世界で稀有な 製造業と非製造業がそれぞれ世界トップの実力を持ちかつバランスした国・・・・・・になって欲しい    


さてさて
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