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不透明な時代を見抜く”統計思考力”  神永正博

不透明な時代を見抜く「統計思考力」不透明な時代を見抜く「統計思考力」
(2009/04/15)
神永 正博

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重要なことは”事実”です。冷静に現実を見つめ、感情論を排し、結論を急がずに試行錯誤しながら解決策を見つけること。

奇跡を信じるのではなく、一歩一歩解決策を探ること。

自分の未来を考える上で、統計思考=データ分析ほど強力な方法論は、ほかにないと思います。

わたしは、どこにいるか、いつ助けてくれるかわからない神様よりも、データ分析の力を信じています。データ分析力は、あなたがサバイバルできる確率を大きく持ち上げるに違いありません。

私がデータ分析をお勧めするのは、データ分析が、自分でモノを考える際に強力な武器になるからです。


他の人が気づいていない問題を見つけ出し、自分で考えて結論を出すことです。
だれかが書いたデータの解釈を読まされている状態から、自分でデータを読むようになれば、見える世界が変わってきます。


わたしたちの身の回りには、解決すべき問題が山ほどあります。一体、世の中では何が起きているのでしょうか?問題の核心は何でしょうか?通説はほんとうでしょうか?

よく、群衆の叡智(wisdom of crowds)と言われていますが、ただの感想をたくさん集めても、議論はなかなか収束しません。データは議論のための共通言語です。


アメリカ・ベンチャー・ビジネスの幻想

幻想:”日本では起業が少ない。その点、アメリカでは優秀な若者が大勢起業する。VCが発達していてリスクの高い投資を引き受け、それが新しいビジネスを生み出す原動力となっている。”

実体 (The illusion of Entrepreneurship より)

1) 起業のうち76%は一人で自宅で始められる
2) ベンチャー・キャピタルから起業時に
    資金調達しているのは、 0.003% 以下
3) スタートアップ資金の中央値は2万ドル
4) 若いビジネスオーナーはわずか。
   45ー64歳が全体の53%
   18ー34歳は、9%に過ぎない
5) たいていは、全く革新的でないビジネスをやっている
   10%だけが、他社が提供していない製品や
    サービスを提供している

(日本との比較ではないですが、私は幻想に近い認識をもっていたので、意外な印象を持ちました)


著者は、”若者の本離れ”を、一概にはそれは事実ではないことを、”小泉改革だけで格差社会となっていったわけではないこと”をデータを見せながら示します。 

(大学生全体の平均読書時間が減っているのは、”よく読んでいる層”以外に、(大学全入時代)”ほとんど読んでいない層”がどんどん大学に入ってきているから。  また図書館数と貸出数を考慮すると(出版不況は事実であっても)本離れは一概に真実とはいえない)
 
原田隆史氏も、”データが大好き”
生徒だけでなく社会人・学生を含めた3万人のデータを元に原田式”成功術”を確度の高いものにしています。(そのデータは原田氏自身が1対1で実際の指導をしながら集めていったまさに貴重な生データ)


メディア上の”データを元に判断すると・・・”からは ”うさんくささ”を条件反射的に感じてしまう自分自身がいます。

結論ありき、その結論に沿った部分的データだけが使われる

しかし、だからといって自分の感覚は、周囲数メートルの世界に過ぎない。
 (時にそれは大切なこともありますが、たいていはまず全体がどうなっているのか、その中でどこにそれは位置しているのか、その視点を持たなければ、メディアの、権力者の思う壺・・・・・・・  自分で考えなければ・・・・)

”まぐれ” ”予想通り不合理” なども同類の書ともいえます。  

事実と思わされていることは、例外・マイノリティであることも多い。 広い視野で自分で考えることが重要。



ところで、著者の神永氏の新聞・雑誌の読み方は、私が各種レポートを読む順と一緒です。

”データを先に読む”

私も、要約を読んだあとは、ざっと図表・データを見ます。
何を結論とするか、よりも何を論拠に結論を導き出しているかに目が行きます。  

結論は・・・・自分で出すもの・・・ですものね

(毎度ですが・・・自戒を込めて・・(笑))
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