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「独裁者」との交渉術   明石 康
交渉術スキルは、ある程度までは意識的に向上できる側面があるかもしれない。しかし、それぞれの人の持つ感受性とか、相手に対して共感できる能力、想像力、また調停者としてのじこ抑制力などは、いわば生来の才能による部分もあるのではないかと思う。その意味では、交渉術は芸術に近いと言える。

感情に流されず、きちんとした理性的な批判能力をもち、また、そうしたプロセスで得たことを、自分の個人的な目的のために使わないという職業倫理も必要。何よりも、良き説得者であるためには、その前提条件として、予期説得者であるためには、聴き手にならなければならない。
相手がなぜこういう行動をとるのか、何を考え、懸念し、望んでいるのか、そういうことに対する洞察を持つことが、説得力の不可欠な条件になる。


(あまりに原理原則に則った内容に拍子抜するほど・・・とはいえ、独裁者ほど孤独な存在はない、と考えれば、彼に対する交渉術がオーソドックスになるのも当然といえば、当然なのかもしれません。)



 

裁判は、罪人を裁くことも大事だけれども、究極的な目的は、その国の民族間の本当の和解に寄与することにある。

本物の平和は、根本的な原因である差別の問題、貧困の問題、法の前の平等とか、そういうものが確立しないと決して永続きしない。

今の日本人の平和観は、平面的な平和。
正義をあまり振りかざすのも間違い。それは往々にして危険。
せめて、理不尽な形で殺された人たちが浮かばれるような平和、抑圧された人たちが開放される平和でないとダメ。


国連的なアプローチの仕方とは、あらかじめ敵を想定しないということ。

本当の軍人であるからゆえに、武器の怖さを知っている


選挙というのは、一票差でも勝者と敗者に分かれるのです。勝者が全部取って敗者には何も残らないところに、民主主義の問題がある。

法律顧問は、法律条項を見て、それから何かを演繹していく。しかし、本物の生きた政治分析は、演繹ではなくて帰納、複雑で豊かな現実の中からいくつかの原則を帰納して行くこと。

「独裁者」との交渉術 (集英社新書 525A)「独裁者」との交渉術 (集英社新書 525A)
(2010/01/15)
明石 康

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