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歴史は誰が作るのか  ① カーライル VS マルクス
History is in the books at home
(but reality is) it's not made by great man

『大国の興亡』のポール・ケネディが読売新聞2010/7/4「地球を読む」で興味深い意見を寄せています

歴史家トーマス・カーライルの「世界の歴史は偉人たちの歴史に他ならない」との説に異論を唱えています。


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「1930年代という、英国にとって曖昧で不正直な10年間は去った。今や「血と汗と苦労と涙」の時期が訪れた。そして、苦闘の末に勝利を手にした。」

チャーチルは、かのシェークスピア以来と言われる、驚くべき修辞術の才能を発揮し、国民を発奮させた。

だが、過去の偉大な人々は、本当に国際的な出来事の潮流を変えるような、決定的役割を果たしたのだろうか?

「人間は自分自身の歴史を作る。だがそれを、自分の好きなように作るわけではない。自ら選択した状況の下で作るのではなく、過去から与えられ伝達された、既に存在する状況の下で作るのだ」カール・マルクス

どんな強力な人々も、時間と空間によって、地理と歴史によって制約を受ける

チャーチル:戦争指導者として傑出していたが、歴史の大きな潮流を変えることはできなかった。マルクスが述べたように、受け継いだ限界の枠内で政策を作らざるを得なかった。

現在の世界

英国:連立を組んだ保守党と自由民主党の2人の党首が新時代をもたらすという期待感が高まっているが、巨大な財政赤字や手を広げすぎた軍隊、移民問題、欧州とのいびつな関係など限界を抱えている

ロシア:支配者プーチン氏は、銀行家を投獄したり、西側のエネルギー企業をいじめたり、軍事力で威嚇したりすることができるが、アルコール依存症の蔓延や人口構造の衰退、不順な気候、少数派の漏らす不平、活力を失った社会秩序などを、どう変えることができるだろう

米国:オバマ政権は、米国の銀行制度と国際金融秩序が崩壊しそうに見えた時期に発足した。アフガニスタンの「勝てない戦争」を引き継ぎ、長期的な対応策に、今も苦慮している。環境被害もまた引き継いだ。そして彼らが統治している国の、特に都市の下町地区では社会組織が荒廃しているが、それを繕う資金はない。

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