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「ゴールデンスランバー」
背後にいる敵が巨悪であればあるほど、ストーリーのまとめ方は難しくなる。

なぜなら、ストーリーは通常権力とは無関係に見える個人から始まり、エンディングでは巨悪を懲らしめることにつなげなければならない。あるいは、巨悪は生き残り虚しくジャズが鳴り響く。一市民と巨悪(通常 裏の権力者であり傘下に多くの国家組織を率いる政治家)のギャップは大きく、それを合理的につなげる脚本技術は相当に高くなければ、ストーリーは容易に破綻する。


「消されたヘッドライン」のようなエンディングは、サプライズではあるものの、肩すかし・尻つぼみではカタルシスはない。


さて、「ゴールデンスランバー」

タイトルだけでも、十分原作を読む理由となっていたのですが、本を読む前にDVDを見てしまいました。

「ゴールデンスランバー」とはビートルズ最終アルバムで最高傑作「アビーロード」の最後を飾るメドレーの最初の曲。(わかりにくい表現で  超名曲です )

なぜ「ゴールデンスランバー」なのか。

ストーリー上では、ビートルズ・ファンも納得の使われ方。

それは、「つながり」

ポールが、解散寸前の他のメンバーを引き留めたいという気持ちが、アビーロードB面の史上最強メドレー群を作り上げたという解釈。それがストーリーと絶妙につながる。

理由がわからないまま国家権力に追われる一市民が、かつての「つながり」から災いをもたらされ、「つながり」に助けられる。


エンディングも納得できるもの

謎は謎のままだけど、これはあり

「笑う警官」の後だったので、日本映画に対する期待値が下がっていたこともあるかもしれませんが(笑)最初から最後まで目が離せない展開はたいしたものです。

エンターテイメントとしてとても良質な作品


PS ビートルズ世代って日本にはいないんですよね。私は70年代のリバイバルブームからのビートルズファンですが、クラスに数人。洋楽ファンに枠を広げても、そこに毛の生えた程度の人数。現役のビートルズファンである渋谷陽一や松村雄策の証言から、かれらの時代でもビートルズファンは全くのマイノリティだったとのこと。

つまりゴールデンスランバーを口づさむグループがあること自体に個人的には説得力はありませんでしたが・・・

勿論、作者のビートルズに対する愛情は十分感じられましたので、それで充分ではありますが・・・


なんだか・・・中途半端にこだわってしまう作品でした。








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