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もうひとつの”マネーボール”  歪んだ記録
記録とは何か

何のための数字か

その数字から、結果の因果関係を見いだすことが出来るのか

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バスケットボールの統計は、”重要だから”という根拠でなく、”測りやすい”という理由から、ポイント、リバウンド、アシスト、スティール、シュートブロックなどが記録されてきた。そしてその記録はバスケットボールの捉え方を歪めてしまった。

野球はチームスポーツのように見えて、実は個人競技。自分にとって最善な行為をすれば、ほぼ必然的にチームにとっての最善な行為にもなる。

(しかしバスケットボールは異なる)
シェーン・バティエーというNBA選手がいる。

バティエー自身の存在は成績データに何の記録も残さない

(しかし)バティエーに付かれるとスター選手のシュートの勘が突然鈍ることがわかっていた。わからなかったのは、”なぜか”という点だ。

バティエーは、相手の目の前から離れずにいて、シュートしようとする選手の視野を遮ることだけを考える。(そしてそれが、得点を防いだとしても、記録には残らない)


たとえば、コービー・ブライアントがゴールに向かってドリブルするとき、左右のどちらから入るかには全く偏りがないが、左から入ったときのほうが成功率は落ちる。パスをもらってただちにシュートを狙うほうが、ドリブルをしてからシュートするよりうまくいく確率が高い・・

すると、そのデータをもらったバティエーは、シュートのはずれる確率の高いようにブライアントを導く(それも記録には残らない)

(クーリエ・ジャポン 2009 6月号より)
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 06月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 06月号 [雑誌]
(2009/05/09)
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この記事の筆者は、あの”ライアーズ・ポーカー”、メジャーリーグの貧乏球団が数学的手法を取り入れて強豪チームに変貌する姿を描いた”マネーボール”を書いたマイケル・ルイス

勝利につながる本質を見極めることで、割安な選手を見いだす、勝利につながる実質的な戦略を見いだす。

そこには、統計の歪みがある。

目の前にある既存の数字・統計だけでは理解できない結果がある。


企業も四半期毎のEPSでは見えない中長期の成長に貢献する人・組織を評価する仕組みを作らないと、短期利益の最大化だけを目的とし評価することになり、それは時には長期の衰退の要因ともなり得る。

また埋もれた人財は・・・・埋もれたままになってしまう


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【マネーボール】まえがき より

”メジャー球団のなかでもきわめて資金力の乏しいオークランド・アスレチックスが、なぜこんなに強いのか”

2002年のシーズン開幕時の選手年棒
NYヤンキース 1億2600万ドル
アスレチックス  4000万ドル程度

肝心な点は、資金をどれだけたくさん持っているかではなく、
どれだけ有効に活用できるかにある。

2000年から2002年までを平均すると、オークランド・アスレチックスは、約50万ドルで1勝出来た計算になる。100万ドル未満で1勝したチームは、他にはミネソタ・ツインズ(67万5千ドル)しかない。逆に、効率の悪いチームは、300万ドル近くを費やしている(テキサス・レンジャーズ)。

アスレチックスの成功の原点は、野球の諸要素をあらためて見直そうという姿勢にある。経営の方針、プレーのやりかた、選手の評価基準、それぞれの根拠・・・・

 アスレチックスのGMを任されたビリー・ビーンは、・・非効率な部分を洗い出すことに専念した。新しい野球観を模索したと言ってもいい。体系的な科学分析を通じて、足の市場価値を見極めたり、中級のメジャー選手と上級の3A選手は本質に何が違うのかどうかを検証したりした。そういう研究成果に基づいて、安くて優秀な人材を発掘していった。
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